こんにちは!仮想通貨PROのとしくんです。
普通の移動平均線だけ見て満足してない?プロはVWAP、つまり市場の平均取得単価を常に意識しているんだ。機関投資家のような大口投資家は、大量の資金を投入する際に市場への影響を最小限に抑えるため、時間を分散して取引を行います。その結果、彼らの平均取得単価は、その日の取引高を加味したVWAP(出来高加重平均価格)に近づく傾向があります。つまり、VWAPは機関投資家が意識している重要な価格帯であり、デイトレード戦略において非常に有効な指標となるのです。
今回は、このVWAPを基準とした、具体的な反発・ブレイク判断に特化した戦略について解説していきます。
VWAPとは?
VWAPはVolume Weighted Average Priceの略で、その日の取引高を加味した平均価格を示します。計算式は以下の通りです。
VWAP = Σ (約定価格 × 出来高) / Σ 出来高
つまり、出来高が多い価格帯ほどVWAPに与える影響が大きくなります。機関投資家は、このVWAPに近い価格で大量のポジションを保有しようとするため、VWAPは市場参加者が注目する価格帯となるのです。
VWAPを基準とした状況判断
VWAPをデイトレードに活用する場合、以下の状況判断が重要になります。
| 状況 | 判断基準 | アクション |
|---|---|---|
| 価格がVWAPより上 | 上昇トレンド継続の可能性。VWAPは支持線として機能しやすい。 | 押し目買い戦略。VWAP付近での反発を確認してからエントリー。 |
| 価格がVWAPより下 | 下降トレンド継続の可能性。VWAPは抵抗線として機能しやすい。 | 戻り売り戦略。VWAP付近での反発を確認してからエントリー。 |
| 価格がVWAPに接触 | VWAPが支持線または抵抗線として機能するかどうかの瀬戸際。 | 慎重な判断が必要。ローソク足の形状や出来高の増減を観察し、反発またはブレイクの兆候を探る。 |
具体的には、価格がVWAPより上で推移している場合、VWAP付近まで価格が下落してきた際に、ローソク足の形状(例えば、下ヒゲが長いローソク足など)や出来高の増加が見られれば、反発の可能性が高いと判断できます。逆に、VWAPを明確に下抜けた場合は、下降トレンドへの転換の可能性を考慮し、損切りを検討する必要があります。
VWAP単体利用のメリットと注意点
VWAPは強力な指標ですが、単体で利用するだけでは不十分です。メリットと注意点を理解した上で、他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度の高いトレード戦略を構築することができます。
| メリット | 注意点 |
|---|---|
| 機関投資家の動向を把握しやすい | ダマシが発生しやすい |
| トレンドの方向性を判断しやすい | レンジ相場では機能しにくい |
| 支持線・抵抗線として機能しやすい | 遅行指標である |
例えば、出来高を伴わないVWAPのブレイクは、単なるノイズである可能性が高く、ダマシに終わることがあります。また、レンジ相場では、価格がVWAPを上下に頻繁に横切るため、VWAPは機能しにくくなります。
したがって、VWAPを利用する際は、RSIやMACDなどのオシレーター系指標や、移動平均線などのトレンド系指標と組み合わせることで、より精度の高いトレード判断が可能になります。
2026年年始の主要通貨におけるVWAP付近の価格挙動
2025年年始(1月5日~1月9日)における主要通貨(BTC/USD、ETH/USD)の価格挙動を分析したところ、以下の事実が確認できました。
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- BTC/USD: 1月6日に価格がVWAPを下回った後、数日間VWAPが抵抗線として機能し、価格の上昇を抑える動きが見られました。その後、1月9日にVWAPを明確に上抜け、上昇トレンドに転換しました。この際、VWAP上抜け時には出来高が増加していました。
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- ETH/USD: 1月5日に価格がVWAP付近で推移し、VWAPが支持線として機能する兆候が見られました。しかし、1月7日にVWAPを下抜け、その後数日間VWAPが抵抗線として機能しました。
これらの事例から、VWAPは確かに支持線・抵抗線として機能する可能性が高いものの、常に機能するわけではなく、ダマシが発生する可能性もあることがわかります。したがって、他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度の高いトレード判断が必要となるのです。
セキュリティ(偽サイト回避)への注意喚起: 仮想通貨取引を行う際は、必ず公式サイトからアクセスするようにしましょう。フィッシング詐欺などの偽サイトに騙されないように、URLをよく確認し、信頼できる情報源からの情報に基づいて取引を行うようにしてください。
最後に、DMM.com証券のFXや株も、VWAPが機能しやすくおすすめです。ぜひ活用してみてください。