Python 3 エンジニア認定データ分析試験 対策問題(数学の基礎)
問題1
あるクラスの生徒10人のテストの点数が以下であった。
60, 70, 50, 80, 90, 40, 70, 60, 80, 70
このテストの点数の標準偏差に最も近い値はどれか。
- 12.2
- 14.1
- 15.8
- 17.3
問題2
以下の行列A、Bが与えられたとき、A * B の結果はどれか。
A = [1, 2], [3, 4]]
B = [5, 6], [7, 8]]
- [19, 22], [43, 50]]
- [5, 12], [21, 32]]
- [19, 43], [22, 50]]
- [13, 28], [15, 32]]
問題3
次の行列のうち、逆行列が存在しないものはどれか。
- [1, 0], [0, 1]]
- [2, 1], [1, 1]]
- [1, 2], [2, 4]]
- [3, 1], [2, 1]]
問題4
f(x, y) = x^2 + 2xy + y^3 のとき、∂f/∂x はどれか。
- 2x + 2y + 3y^2
- 2x + 2y
- 2y + 3y^2
- x^2 + y^3
問題5
あるデータセットの平均が50、分散が25であるとき、このデータセットの変動係数はどれか。
- 0.1
- 0.2
- 0.5
- 1.0
解答と解説
問題1 解答: 1. 12.2
解説:
- 平均を計算する: (60 + 70 + 50 + 80 + 90 + 40 + 70 + 60 + 80 + 70) / 10 = 67
- 各データ点と平均の差を計算する:
- 60 – 67 = -7
- 70 – 67 = 3
- 50 – 67 = -17
- 80 – 67 = 13
- 90 – 67 = 23
- 40 – 67 = -27
- 70 – 67 = 3
- 60 – 67 = -7
- 80 – 67 = 13
- 70 – 67 = 3
- 差の二乗を計算する:
- (-7)^2 = 49
- 3^2 = 9
- (-17)^2 = 289
- 13^2 = 169
- 23^2 = 529
- (-27)^2 = 729
- 3^2 = 9
- (-7)^2 = 49
- 13^2 = 169
- 3^2 = 9
- 二乗の平均を計算する (分散): (49 + 9 + 289 + 169 + 529 + 729 + 9 + 49 + 169 + 9) / 10 = 202.2
- 分散の平方根を計算する (標準偏差): √202.2 ≈ 14.2
最も近い選択肢は14.1 (選択肢2) です。選択肢1の12.2は、計算ミスを誘うための選択肢です。慎重に計算しましょう。
合格に向けたパイセンのアドバイス: 標準偏差の計算は、試験で頻出です。電卓を使って確実に計算できるように練習しておきましょう。特に、二乗の計算や平方根の計算でミスをしないように注意!
問題2 解答: 1. [19, 22], [43, 50]]
解説:
行列の積は、Aのi行とBのj列の要素をそれぞれ掛け合わせ、その総和を (i, j) 成分とする行列を求めます。
- (1,1)成分: (1 5) + (2 7) = 5 + 14 = 19
- (1,2)成分: (1 6) + (2 8) = 6 + 16 = 22
- (2,1)成分: (3 5) + (4 7) = 15 + 28 = 43
- (2,2)成分: (3 6) + (4 8) = 18 + 32 = 50
したがって、A * B = [19, 22], [43, 50]] となります。
合格に向けたパイセンのアドバイス: 行列の積の計算は、行と列の対応を間違えやすいので、丁寧に計算しましょう。実際に手を動かして計算することで、理解が深まります。
問題3 解答: 3. [1, 2], [2, 4]]
解説:
逆行列が存在するための条件は、行列の行列式が0でないことです。
- 行列式が0でない場合、正則行列と呼ばれ、逆行列が存在します。
- 行列式が0の場合、特異行列と呼ばれ、逆行列は存在しません。
各選択肢の行列式を計算します。
- |1, 0], [0, 1]| = (1 1) – (0 0) = 1
- |2, 1], [1, 1]| = (2 1) – (1 1) = 1
- |1, 2], [2, 4]| = (1 4) – (2 2) = 0
- |3, 1], [2, 1]| = (3 1) – (1 2) = 1
選択肢3の行列式が0であるため、逆行列は存在しません。
合格に向けたパイセンのアドバイス: 2×2行列の行列式の計算は、(ad – bc)で簡単に求められます。逆行列の存在条件は、線形代数の基礎として必ず覚えておきましょう。
問題4 解答: 2. 2x + 2y
解説:
偏微分 ∂f/∂x は、関数 f(x, y) を x についてのみ微分し、y は定数として扱います。
f(x, y) = x^2 + 2xy + y^3
∂f/∂x = 2x + 2y + 0 = 2x + 2y
合格に向けたパイセンのアドバイス: 偏微分の考え方は、多変数関数の解析において重要です。どの変数で微分するのかを意識して、他の変数を定数として扱うようにしましょう。
問題5 解答: 1. 0.1
解説:
変動係数 (CV: Coefficient of Variation) は、標準偏差を平均で割った値で、データのばらつき具合を相対的に評価するために用いられます。
変動係数 = 標準偏差 / 平均
平均 = 50
分散 = 25 なので、標準偏差 = √25 = 5
変動係数 = 5 / 50 = 0.1
合格に向けたパイセンのアドバイス: 変動係数は、異なる単位を持つデータセット間のばらつきを比較する際に役立ちます。公式を覚えて、意味を理解しておきましょう。
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