Python 3 エンジニア認定データ分析試験 対策問題:数学の基礎(統計・線形代数)
問題1:
あるクラスの生徒10人のテストの点数が以下の通りである。
60, 70, 80, 90, 50, 75, 85, 65, 75, 85
このデータの標本標準偏差に最も近い値はどれか?
- 10.2
- 12.2
- 13.2
- 14.2
問題2:
以下の行列A, Bが与えられている。
A = [[1, 2], [3, 4]]
B = [[5, 6], [7, 8]]
行列AとBの積 AB はどれか?
- [[19, 22], [43, 50]]
- [[5, 12], [21, 32]]
- [[19, 43], [22, 50]]
- [[5, 7], [6, 8]]
問題3:
以下の行列Aが与えられている。
A = [[2, 1], [1, 1]]
行列Aの逆行列 A-1 はどれか?
- [[1, -1], [-1, 2]]
- [[1, 1], [1, 2]]
- [[1, -1], [-1, -2]]
- [[-1, 1], [1, -2]]
問題4:
以下の関数 f(x, y) が与えられている。
f(x, y) = x2 + 2xy + y2
この関数をxについて偏微分した結果 ∂f/∂x はどれか?
- 2x + 2y
- 2y + 2x
- 2x + y2
- x2 + 2y
問題5:
ある試験の受験者全体の平均点が70点、標準偏差が5点であった。受験者Aの得点が80点であったとき、受験者Aの偏差値はいくつか?
- 50
- 60
- 70
- 80
解答と解説
解答1: 3. 13.2
解説:
-
平均の計算: まず、データの平均を計算します。
(60 + 70 + 80 + 90 + 50 + 75 + 85 + 65 + 75 + 85) / 10 = 73.5
-
偏差の計算: 各データ点から平均を引いて偏差を求めます。
-13.5, -3.5, 6.5, 16.5, -23.5, 1.5, 11.5, -8.5, 1.5, 11.5
-
偏差の二乗和の計算: 各偏差を二乗し、それらを合計します。
182.25 + 12.25 + 42.25 + 272.25 + 552.25 + 2.25 + 132.25 + 72.25 + 2.25 + 132.25 = 1430.5
-
標本分散の計算: 偏差の二乗和を (n-1) で割ります(標本分散の場合)。
1430.5 / (10 – 1) = 158.94
-
標本標準偏差の計算: 標本分散の平方根を取ります。
√158.94 ≈ 12.61
選択肢の中で最も近い値は 3. 13.2 です。
合格に向けたパイセンのアドバイス: 標準偏差はデータの散らばり具合を示す重要な指標です。試験では、計算手順だけでなく、標準偏差が意味する内容も理解しておきましょう。特に、母集団標準偏差と標本標準偏差の違いを意識することが重要です。
解答2: 1. [[19, 22], [43, 50]]
解説:
行列の積ABは、Aの各行とBの各列の内積を計算することで求めます。
AB = [[(1*5 + 2*7), (1*6 + 2*8)], [(3*5 + 4*7), (3*6 + 4*8)]]
= [[(5 + 14), (6 + 16)], [(15 + 28), (18 + 32)]]
= [[19, 22], [43, 50]]
合格に向けたパイセンのアドバイス: 行列の積の計算は基本中の基本。落ち着いて計算すれば必ず正解できます。行列のサイズ(行数と列数)を確認し、積が定義できるかを確認するのも忘れずに。焦ると計算ミスしやすいので、練習問題をたくさん解いて慣れておきましょう。
解答3: 1. [[1, -1], [-1, 2]]
解説:
2×2行列の逆行列は以下の公式で求められます。
A = [[a, b], [c, d]] のとき、 A-1 = (1/(ad-bc)) * [[d, -b], [-c, a]]
行列Aの場合:
a = 2, b = 1, c = 1, d = 1
ad – bc = (2*1) – (1*1) = 2 – 1 = 1
A-1 = (1/1) * [[1, -1], [-1, 2]] = [[1, -1], [-1, 2]]
合格に向けたパイセンのアドバイス: 逆行列の公式は暗記必須です。2×2行列だけでなく、3×3行列の逆行列の求め方も理解しておくと、より難易度の高い問題にも対応できます。クラメルの公式も覚えておくと便利です。
解答4: 1. 2x + 2y
解説:
偏微分とは、多変数関数のある一つの変数に着目し、他の変数を定数とみなして微分することです。
∂f/∂x = ∂(x2 + 2xy + y2)/∂x
= 2x + 2y + 0 (y2は定数とみなされるため微分すると0)
= 2x + 2y
合格に向けたパイセンのアドバイス: 偏微分の定義をしっかり理解しましょう。どの変数で微分しているのかを常に意識することが重要です。合成関数の偏微分や高階偏微分も押さえておきましょう。
解答5: 2. 60
解説:
偏差値は以下の式で計算します。
偏差値 = 50 + 10 * ((得点 – 平均点) / 標準偏差)
受験者Aの偏差値 = 50 + 10 * ((80 – 70) / 5)
= 50 + 10 * (10 / 5)
= 50 + 10 * 2
= 50 + 20
= 70
合格に向けたパイセンのアドバイス: 偏差値の計算式は必ず暗記しておきましょう。偏差値の意味(平均からのどれくらい離れているか)も理解しておくことが重要です。偏差値と標準正規分布の関係も理解しておくと、より深く理解できます。
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